10月も中盤に差し掛かり、過ごしやすい時期となりました。
秋の夜長にしみじみと読書を楽しむにも良い季節です。
さて、弊社は月に2回定例の会議を行っているのですが
本日はBCP対策の一環として避難訓練を行いました。
「なんで今日なん?」「いやいやまた今度でええやろ」みたいな意見もありましたが
全員が集まれる時も限られており、避難訓練はなるべく大人数でやった方が効果的なので
「災害はこっちの都合なんて考えてませんよ!」と云って訓練を実施しました。
小学校の避難訓練を思い出しながら、近所の広域避難場所へ
想定していた時間で避難は完了しましたが、実際に罹災した場合は訓練通りに避難できるかどうかは未知数です。
「この付近では、最悪の場合、洪水による浸水が発生してその深さが50センチメートルから3メートルになることが想定されています。
これは床上浸水に相当する深さです。水害発生のおそれがある場合には、浸水が想定されない場所へ早急に避難することが必要です。」
とのコメントがありました。
50センチと3メートルは大きな違いですが、たとえ50センチでも浸水があれば自動車でも歩行でも避難は更に困難なものとなるでしょう。
だったら気候の良い日に避難訓練なんてやっても無駄じゃね?みたいなことを思ったりもしますが、
避難訓練を通じて、自分たちが置かれている「場所」や「環境」を意識し、想像することで平時の心構えが違ってきます。
状況に応じて避難場所に逃げるべきか、とどまるべきかを判断することもイメージ出来るので避難訓練は決して無駄ではありません。
お住まいの場所のハザードマップをチェックしたり
今、この場で災害に遭ったことをイメージするだけでも罹災時の対応が大きく違ってくると思います。
所説はありますが物理学者で随筆家の寺田寅彦の言葉として知られている「天災は忘れた頃にやってくる」は心に留めておきたい言葉ですね。
内閣府防災情報ページ